2013年4月18日 佐々木 宏 先生
オーケストラの演奏の前には必ずチューニング(音合わせ)があります。
普通のオーケストラのチューニングのやり方は、最初にオーボエがAの音を出し、
コンマスがその音を取って合わせ、あとはコンマスが出すAに他の奏者が合わせていきます。
西響は前回の指揮者、橘直貴先生のご指導のもとでチューニングのスタイルをかえました。
それは管楽器はひとりひとり、弦はバートごとに、細かくチューニングしていくという方法です。
貴重な2時間の練習の中で時間を割いてチューニングに当てています。
このチューニングの目的は「音に対する感性を高める」ことにあります。
他の人がチューニングをしている間も音を聴いて、耳を訓練する場でもあるのです。
しかし、このスタイルにしてから半年以上たちますと、当初の目的も忘れがちになっているようです。
「チューニングが儀式になっています。」
佐々木先生にはズバリ、そのことを指摘されました。
「チューニングはこれから演奏することへのワクワクする前触れです。」
チューニングにワクワク感がない。
団員はみんな現実(→仕事の疲れ)を背負って練習に臨んでいる。
反省です。
チューニングから音楽へ向かう姿勢が始まるのです。
写真は再びチェロの居残り練習です。
円陣を卒業して前向きになりました。
音合わせも前向きに取り組んでいきます!
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